概要

VRML は Virtural Reality Modeling Language(仮想現実モデリング言語) の略で、 WWW 上でハイパーリンクされた３次元仮想空間を実現するための記述言語である。 また、設計者は VRML が WWW の中のインタラクティブなシミュレーションをするための標準的な言語となることを 期待(意図)している。

VRML は、1994年春のジュネーブで開催された World Wide Web 会議で初めて発表された。

VRML Virsion 1.0 の最初の草案 (First Draft)は 1994年11月2日付けで発表され、 1995年5月26日付けで最初の仕様書が発表された。 VRML の仕様書の内容は以下のサイトで見ることができる。

http://www.webcity.co.jp/info/andoh/vrml/(当時）

その後、大幅に機能拡張されたVRML Version2.0が策定されたが、 現在のところほとんどのブラウザが VRML Version1.0 までしか対応していない。
※VRML Virsion2.0 を表示できるブラウザとしては、SONY の「Community Place Browser」が有名である。

また、HTML中から<EMBED>タグでVRML を画面の一部に埋め込むことや 、 VRML ファイル同士をリンクさせお互いの仮想空間をつなぎ、仮想空間を作り出すことも可能である。 さらに 、JavaScript を用いて VRML にデータを渡すこともできる。 Live3D は Netscape 社が提供する VRML ブラウズ用Plug-inで、 Netscape Navigator Version 3.01 で標準で組み込まれている。 また、 Netscape Nabigator Version 3.0 以上であれば、 Netscape 社のサイトより Live3D をダウンロードすることができる。