◆国債とは？
国債について知る前に、まずは債権について知ることが近道です。 債権とは、社会的に信用のある団体が広く一般から資金調達するために発行する 利息付の借用書です。 また、債権は有価証券であり、他人と売買することが可能です。
この債権は、発行する団体により名称が変わります。 有名なところだと国が発行する国債、地方自治体が発行する地方債、一般企業が発行する社債があります。
つまり国債とは、国が資金を調達する（＝投資家からお金を借りる)ために発行している債券で、 国債の購入＝国にお金を貸すことになり、利息を得ることができます。 また、元本も国が保証しており、国がデフォルト(債務不履行)の状態になることは、 一般の企業に比べ格段に低い、安全性の高い債権です。 しかし、そのぶん利息も低めになっています。
◆国債の分類
日本で発行される国債は、その使途や償還期間(発行～満期)、利息の扱いなどでいくつかに分類されます。
使途で分類する場合、下記の５つに分類されます。
- 普通国債
- 交付国債
- 財政投融資特別会計国債
- 借換国債
- 個人向け国債
償還までの期間で分類すると４つに分類されます。
- 短期国債(１年未満)
- 中期国債(１年以上～５年未満）
- 長期国債(５年以上～１０年未満）
- 超長期国債(10年以上)
購入から償還まで利率が一定な固定金利型、景気動向により利率が変動する変動金利型があります。
