2.復興国債 固定金利5年タイプ
復興国債の固定金利5年タイプは、償還期間(発行～満期)が5年と 中期間に渡って国にお金を貸すタイプの債券です。 また固定金利なので、お金を貸す代わりに受け取れる利息の利率が償還されるまで変わらず、 募集時の利率から最終的な利益を知ることができます。
発行スケジュールは1月、4月、7月、10月の年4回で、その前の月に募集を行います。
固定金利タイプは、これから景気が下向きになりそうな局面で メリットが得やすいです。景気が悪くなり、市場の実勢利回りが低くなっても 購入時の利率が変わらないからです。 例えば、購入時の利率が3%なら、後から発行された国債の利率が2%とか1%とかになっても 3%の利率に応じた利息がもらえるからです。
途中換金もでき、その時のペナルティーは復興国債 変動金利10年タイプと同じです。
3.復興国債 固定金利3年タイプ
復興国債の固定金利3年タイプは、償還期間(発行～満期)が3年と 中期間に渡って国にお金を貸すタイプの債券です。
償還期間が3年であること、発行スケジュールが毎月であること以外は、 復興国債 固定金利5年タイプと同様の国債になります。
4.復興応援国債 変動金利10年タイプ
復興応援国債は、東日本大震災からの復興を応援することに主眼を置いた国債です。 基本的に「復興国債 変動金利10年タイプ」と同じですが、 発行から3年間の利率が0.05%の固定金利になります。 3年分の利率が低い代わりに、3年間保有することで記念貨幣をもらうことができます。 記念貨幣は口座・発行回単位でカウントされ、100万円毎に銀貨(1000円)が1枚、1000万円毎に金貨(10,000円)1枚がもらえます。※3
※1細かく言うと、国債発行タイミングと初回の利払い日が半年から数日ずれるケースがあります。この場合、貰える利息はずれた日数分差し引かれたものになるのに対し、 中途換金する場合に支払う中途換金調整額では、きっかり半年分でカウントされます。 このため、途中換金できる最短で換金すると元本割れすることがあります。
※2中途換金調整額は下記に該当する場合に限りゼロになります。
①災害救助法の適用対象となった大規模な自然災害で被災した場合
②保有者本人がなくなった場合
※3口座・発行回単位でカウントなので別口座（金融機関)に50万円ずつ復興応援国債を持っていても記念貨幣はもらえません。 同様に、発行回が違う復興応援国債を50万円ずつ持っていても記念貨幣はもらえません。 1000万円の復興応援国債を持っている場合、金貨1枚です。(金貨1枚、銀貨10枚ではないです)
